北陸銀行、セブン銀行と共同ATM コスト削減
北陸銀行は29日、セブン銀行との共同ATMの設置を開始すると発表した。12月23日から順次、富山県内の3つのATMを切り替える。機器の運営や維持・管理をセブン銀が担い、北陸銀は維持コストを削減できる。
共同ATMでは通帳記帳はできなくなるが、セブン銀が提携する金融機関の取引ができるほか、海外で発行されたクレジットカードの利用やPayPayなど電子マネーのチャージも可能となる。
北陸銀の手数料は預け入れが終日無料。引き出しは平日の午前8時45分~午後6時が無料で、平日のその他の時間と土・日・祝日は110円と従来と変わらない。
切り替えるのは富山大学の五福キャンパス(富山市)、富山駅北口の複合ビル「アーバンプレイス」(同)、射水市役所内のATM。いずれも通帳の利用が少なかったため切り替えを決めたという。
北陸銀は通常のATMに加えて預金引き出し、残高照会、キャッシングに機能を特化した「まちかどATM」も設置している。共同ATMの利用状況をみて、切り替えを進めるか検討する。
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