山梨の10月有効求人倍率1.45倍 正社員は過去最高を更新 - 日本経済新聞
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山梨の10月有効求人倍率1.45倍 正社員は過去最高を更新

山梨労働局が29日発表した10月の山梨県内の有効求人倍率(季節調整値)は1.45倍だった。月間有効求人数・新規求人数ともに過去最高を記録した9月からは0.05ポイント低下したものの、正社員の有効求人倍率(原数値)は1.06倍に上昇して過去最高を更新。「人手不足感の高まりで正社員確保の動きが強くなっている」(同労働局)という。

県内有効求人倍率(季節調整値)の低下は3カ月ぶり。製造業の新規求人数が9月の反動で減少した影響が大きいという。一方、県内観光地では客足が回復しており、運輸業、小売業、宿泊・飲食サービス業など観光関連産業の新規求人数は増加している。

新規求職者数(同)は事業主都合による離職者、転職を希望する在職者、自己都合離職者のいずれも減少した。同労働局は「新型コロナウイルス禍で停滞していた経済活動が活発になる中、求職活動の動きが抑えられている」と分析。県内の雇用情勢は「着実に改善が進んでいる」と前月の判断を維持した。

正社員の有効求人倍率(原数値)は前年同月より0.14ポイント上昇した。正社員の統計を2005年1月に取り始めて以来最高となった9月の1.05倍をさらに0.01ポイント上回った。製造業、宿泊・飲食サービス業、福祉などで正社員の採用意欲が高いという。

先行きについて同労働局は「観光関連産業の求人需要が続き、さらに半導体や電子部品、生産用機械も一定の求人活動があり、求人数は高水準で推移する。求職活動を控える動きも続く」とみている。

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