マツダ、8月の世界生産2倍 部品調達が回復

マツダは8月の世界生産台数が前年同月比2倍の9万2424台だったと発表した。2021年8月は半導体不足が深刻だった時期で、大雨や防府工場(山口県防府市)の生産設備の切り替えも重なった。大幅減の反動でもあるが、足元では部品調達が回復しつつあり挽回生産が進んでいる。
国内生産は2.2倍の6万1372台、海外生産は73%増の3万1052台だった。国内生産をけん引したのは2.8倍となった多目的スポーツ車(SUV)のCX-5だ。21年にモデルチェンジして受注が好調だ。
世界販売は1.5%減の9万4263台だった。国内販売は18%増だったが、米国(7%減)や中国(36%減)、欧州(27%減)など海外の主要市場でマイナスとなった影響を受けた。4~5月に部品不足によって生産が減少したので在庫が回復しきっていない。
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