北関東の10月求人倍率、栃木で上昇 群馬は低下

北関東3県の労働局は29日、10月の有効求人倍率(季節調整値)を発表した。栃木は1.23倍で前月比0.01ポイント上昇した。群馬は1.53倍で0.01ポイント低下。茨城は1.48倍で横ばいだった。
栃木は製造業や飲食サービス業、生活関連サービス・娯楽業で新規求人数の増加が目立った。レジャー施設や飲食店では消費を促す地域クーポンや観光促進策を受けて人員を補充する動きもあったという。
群馬は求人倍率が前月に比べ低下したものの、「求人が求職を上回って推移しており、緩やかに持ち直している」(群馬労働局)という。茨城では有効求人数と有効求職者数が同程度減った。
有効求人倍率が上昇した栃木だが、新規求人数を季節調整値でみると前月比6.2%減。新型コロナウイルス流行初年の2020年10月以来の減り幅となった。栃木労働局の藤浪竜哉局長は「宿泊、飲食といった業種での伸びがコロナ前に比べ低調」とし、先行きを警戒している。

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