育児休業の愛称は「育業」、東京都が発表

東京都は29日、公募していた育児休業の愛称を「育業(いくぎょう)」に決めたと発表した。応募総数8825件の中から、選考委員による選考や商標確認などを経て決定した。小池百合子知事は「(育休という言葉にある)休むというイメージを一新する。様々な場面で活用し定着させていきたい」と話した。
育休取得率は女性が8割を超えるのに対し、男性は1割強にとどまる。都は育休に対するイメージを一新することで、取得しやすい雰囲気を醸成することが必要と考え、4月末から5月末にかけて愛称を公募していた。都は愛称の決定を受け、男性の育休取得に力を入れる企業への助成や認証制度などを始める。
愛称は同日都庁で開催した「育休取得応援サミット」で公表した。選考に携わったサイボウズの青野慶久社長やワーク・ライフバランスの小室淑恵社長らが出席し、育休の取得促進に向けて必要な施策なども議論した。
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