東北の10月有効求人倍率、横ばいの1.41倍
東北6県の労働局が29日に発表した東北6県の10月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月から横ばいの1.41倍だった。岩手、秋田、青森、山形の4県がそれぞれ上昇し、宮城県は横ばいだった。福島県は下落に転じた。

青森は1.19倍となり、同県では2019年12月以来の高い水準となった。宿泊・飲食サービス業の求人が前年同月から約3割増えており、全体の求人数を押し上げた。
東北6県の有効求人倍率は前年同月に比べて0.11ポイント高いものの、全国平均の前年同月からの上昇幅(0.19ポイント)は下回っている。東日本大震災で被災した県を中心に、建設業の求人数の減少が目立っている。