東京都内10月の求人倍率1.65倍 14カ月ぶりに低下
東京労働局は29日、10月の東京都内の有効求人倍率(季節調整値)が前月より0.02ポイント低い1.65倍だったと発表した。低下は14カ月ぶり。観光需要の活発化に伴い宿泊施設や飲食店などで求人が伸びているが、同局は「倒産する企業が増えており、今後の影響を注視する必要がある」と指摘する。
新規求人数(原数値)は11万9573人で前年同月比20.6%増加し、13カ月連続で前年を上回った。業種別では宿泊・飲食サービス業が72.8%増で伸びが顕著だった。政府の旅行支援策を背景に、ホテルやレストラン、居酒屋などで求人が増加したという。
新規求職者数(同)は3万3783人で前年同月比10.8%減少した。4カ月連続で前年を下回ったものの、同局は「求職者数は依然として高い水準にある」としている。
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