福井「鯖街道の宿場町」 古民家は挑戦の場、若者呼ぶ
北陸 覚醒する伝統の街㊦
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江戸時代、若狭地域の海産物を京都へ運ぶ鯖(さば)街道の主要拠点として隆盛を極めた熊川宿(福井県若狭町)。古民家を「挑戦する場」として若者らが流入し、活気が戻りつつある。観光収入に頼るだけでなく「暮らし、働ける街」へ。地元住民との両輪で、循環型の新たな宿場町を模索する。
JR小浜線の上中駅(若狭町)から東へ車で10分ほど。滋賀県境に近い北川沿いの谷間に熊川宿はある。国道沿いに1キロ強延びる旧街道は...

東京など首都圏から他の地域へ、また都市部からより郊外、農村部へと移り住む人が増加しています。移住した人たちの体験談や考え、また移住者を呼び込もうとする各地域の戦略や施策をまとめました。