群馬パース大学、前橋市にキャンパス設置へ 27年目標

群馬パース大学(群馬県高崎市)と前橋市は、同大学が同市内に新キャンパスを開設すると発表した。場所はJR前橋駅近くにある市立中央小学校の跡地で、2027年4月の開業を目指す。今後、医療・福祉関連の学部か学科を新設し、600~1000人の学生が通う見通し。
前橋市は「旧中央小学校跡地活用事業」で事業者を公募し、このほど優先交渉権者として群馬パース大を選んだ。「前橋キャンパス」(仮称)は旧小学校の敷地全体(約1万3000平方メートル)を使う。校舎は新築したり一部の既存建物を改築したりして整備する。事業費は約18億円を見込む。
今後、群馬パース大が文部科学省に学部か学科の新設を申請する。文科省との協議により開業時期は1年前倒しすることも可能としている。

群馬パース大の樋口建介理事長は25日に前橋市役所で開かれた優先交渉権者決定の報告会で「新キャンパスは駅に近くて学生には交通の便がよい。地域活性化にもつながると期待している」と話した。
群馬パース大は現在、高崎市にキャンパスを置く。リハビリテーション学部など2学部7学科を設けており、学生数は約1600人。4月から3学部7学科の編成になる。