ビックカメラと千葉市が連携協定、千葉駅前に新店開業で

千葉市とビックカメラは28日、包括的な連携協定を締結した。同社が11月1日に千葉駅前に新店舗を開業することを受け、双方の資源やノウハウなどを活用し、地域活性化や市民サービス向上を目指す。
まちづくりや千葉市の広報、災害対策、環境保全、子育て・青少年育成支援、文化・スポーツ・観光振興、健康・福祉といった点で連携する。新店舗の自転車売り場には千葉市が実証実験を進めている電動キックボードの試乗スペースを設けるほか、千葉市の情報発信コーナーも店内に常設する。
神谷俊一市長は「家電に留まらず幅広い品ぞろで、市民の暮らしを快適にするところなど市役所と親和性が高い。企業理念にも共感しており、パートナーを組んで一緒に成長したい」と話した。ビックカメラの秋保徹社長は「商品販売だけでなく、店舗があることで地域社会に貢献したい」と応えた。
新店舗では千葉市の政令指定都市移行30周年の記念品を配布したり、30周年にちなんで価格が30万円の商品を販売したりする。ビックカメラが自治体と協定を結ぶのは群馬県高崎市と東京都豊島区に次いで3地域目。