静岡・三嶋大社近くにスタートアップ誘致 産官5者協定
静岡県三島市は若者らの創業支援で金融機関など民間4者と連携協定を結んだ。市中心部の名所、三嶋大社近くで営業していた商業施設をスタートアップ企業の拠点に改装する。契約が必要な3室のほか、試用向けの部屋やコワーキングスペースでは最大60人程度が利用できる。8月19日に開業し、起業家の誘致や支援に力を入れる。

市が協定を結んだのは三島商工会議所、静岡銀行三島支店と三島信用金庫、拠点の改装を手掛ける加和太建設(同市)。施設利用者の紹介のほか、イベントへの協賛、審査員の輩出などで5者が協力する。
2019年11月まで営業していた商業施設「大社の杜(もり)みしま」の跡地と建物を活用。起業家拠点「LtGスタートアップスタジオ」として再生する。施設にはスタッフ2人が常駐する予定。ビジネスコンテストやピッチイベントを開いて自社の事業計画を競ったり売り込んだりする機会を設け、利用者の交流を促す。