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石川の官民、断面異なる箸 子どもに使いやすく

「手ばしや」ブランドでオーダーメードの箸を製造する小山箸店(石川県輪島市)は石川県工業試験場と共同で、1膳の中で断面形状が異なる木の箸を開発した。上に持つ1本が指先で動かしやすい八角形、下は親指と薬指でおさえやすい三角形にしている。箸を使い始める子供らを対象に、2022年1月にも販売を始める。

商品名は「箸アシメ」。子供向けから大人向けまでホームページで受注する。1膳の価格は能登ヒバが6000円程度、高密度で耐久性がある堅木の場合は1万円以上をそれぞれ想定している。小山箸店の代表、小山雅樹さんは「同じ形状をしている一般的な箸が使いにくい年配の方も試してほしい」と話す。

製品化のきっかけは、小山さんが子供向けの箸について県に相談したことだ。県工業試験場は樹脂3Dプリンターで3角、4角、8角の断面形状の箸を試作、金沢大学と共同で4〜9歳の100人以上を対象に使い勝手などを調査した。その結果、下の箸を動かさずに上の箸を上下して開閉し、箸先を合わせるため上の箸を回転させていることが分かった。

そこで上は回転しやすく、卓上で転がりにくい八角形、下は回転しにくい三角形が適当と判断した。子供たちが試した結果、使いやすいという声もあったという。この組み合わせについて、県と小山箸店は特許を出願中だ。

小山箸店は1946年に創業。手作業による一貫生産が特徴で、一般的な塗りばしのほか、手ばしやブランドとして高齢者向けの箸などの生産、修理も手掛けている。

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