金沢のCPU、建築CADで工務店のDX支援
ソフト開発のシーピーユー(CPU、金沢市)は工務店などを対象にした建築3次元CAD(コンピューターによる設計)の新製品を11日に発売する。物件に関係するデータをクラウドで一元管理し、住宅購入者らと情報の共有ができる新しい機能を持たせた。住宅営業の場面での紙を減らし、デジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする。

インターネット環境があればどこからでもアクセスし、入力したデータを専用のクラウドサーバーに保存できる。住宅の購入者ら顧客ごとに専用ページをつくり、完成予想のパースや図面、今後のスケジュールといった情報を載せることが可能だ。
住宅購入者が収納スペースへの関心が高いことに着目。新製品では住宅の床面積に対する収納面積の比率を算出し、収納部分について色で表示する機能も付けた。価格は55万円から。
同社は「住宅業界では紙による提案書や図面のやり取りなどアナログの手法が多かった。デジタル化による工程の変革ができれば、住宅営業のDXにつながる」としている。
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