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甲府のヨドバシカメラ開業 活性化に期待

開店時間までに約250人に整理券が配られた(28日、甲府市のヨドバシカメラ マルチメディア甲府)

家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア甲府」が28日、開業した。JR甲府駅南口にあった旧山交百貨店の建物を改修し、まずは1~4階での部分開業となった。それでも、親会社のヨドバシホールディングス(HD)が山梨県や甲府市などと連携し、新たな人の流れをつくるためのまちづくり事業にも参画するとあって、地元経済界からは中心市街地の活性化に期待する声が聞かれた。

新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、28日は開店セレモニーなどは実施しなかったが、午前9時30分の開店時間までに約250人に整理券を配り、入り口前にも100人以上の人だかりができた。整理券は午前6時ごろから配布したという。

新型コロナの感染対策については、山梨県独自の認証制度「やまなしグリーン・ゾーン認証」を開業前に取得。開店前の整理券も接触確認アプリ「COCOA」に登録して検温などを済ませた人に限定した。

入り口に検温センサーや消毒液を置き、接客カウンターなどにも消毒液やアクリル板などを設置した。店内の照明もウイルスや細菌に効果があるとされる光触媒技術を使った発光ダイオード(LED)を採用したという。

太田雄介店長は「従業員100人、接客で期待に応えられるようにしたい。甲府駅から駅周辺、中心市街地へ人が流れるようイベントなども企画していく」と述べた。

今回の開業はヨドバシカメラのほか、ヨドバシHD傘下でアウトドア用品などを扱う「石井スポーツ」が4階に入るのみで、5階と地下1階の売り場は出店が決まっていない。それでも、甲府商工会議所の進藤中会頭(山梨中央銀行会長)は「若い人が甲府に足を運ぶきっかけになる。中心市街地への人の流れを作り出すことにもつながる」とコロナ禍のもとでの開業に期待を込めた。

甲府商工会議所会頭、ヨドバシ開業「人の回遊に期待」


甲府商工会議所の進藤中会頭
地元の経済界の見方について、進藤会頭との一問一答は次の通り。
――ヨドバシカメラの開業をどのように受け止めていますか。
「大歓迎だ。郊外の大型店に人が流れ、甲府に人が集まらない現状で、ヨドバシカメラの集客力と品ぞろえで若い層を甲府に引き寄せることになる。商工会議所としても協力して甲府の活性化につなげたい」
「山梨県の新型コロナの影響は首都圏に比べれば小さいが、人出は少なくなっている。コロナ禍の中での大型店の開業で、にぎわいを創出するきっかけになる。ありがたい」
――1~4階の部分開業となりました。
「集客力を考えると、テナントは早く決まると考えていたので意外だった。新型コロナの影響で、この時期の出店に不安もあったかもしれない。ただ、実際にヨドバシカメラや石井スポーツの営業が始まり、人が集まることが確認できれば出店したい事業者も出てくるだろう」
――商工会議所として支援していきますか。
「具体的に相談などは現時点でないが、ヨドバシカメラから出店先の紹介を求められれば、できる限り協力したい」
――地元への波及効果をどのように考えていますか。
「知名度も集客力も高く、割引などの集客ツールもあり、比較的若い層が好む品ぞろえが多いと思う。若い世代は車で買い物に来るため、ヨドバシカメラだけでなく、(甲府のメイン通り)平和通りや中心市街地に人が流れ、出店しようとする事業者も増える。周辺に人を回遊させるための芽を育てていくことが可能になる。受け入れる地元や商工会議所としても、人が流れるよう方策を考えていかないといけない」

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