岡山・総社の朝日アルミ産業、破産手続き開始決定
アルミ材料メーカーの朝日アルミ産業(岡山県総社市)は15日付で岡山地裁倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は54億円。2018年に本社工場一体が西日本豪雨に見舞われ、高温の溶解アルミニウムを扱う溶解炉が浸水して大規模な爆発事故が発生し、周辺地域や住民に被害が出た。
親会社のアサヒセイレン(大阪府八尾市)が中心になり事故処理に当たり、工場を閉鎖後、20年5月に不動産を売却・整理。被害者への賠償など調整を進めていた。
帝国データバンクによると同社は1980年設立。アルミスクラップなどの原料を加工して製鉄用副資材を製造していた。
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