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豪雨災害で借り入れの元本免除、群馬銀行が特約付き融資

群馬銀は豪雨による災害が発生した際に元本の返済を免除する融資を始めた(前橋市)

群馬銀行は27日、豪雨災害が発生した際に元本の返済を免除する新たな融資の取り扱いを始めたと発表した。事前に定めた観測地点で基準値を超える豪雨が発生すると免除の対象になる。自然災害のリスク対策を進める企業を手助けする商品を提案し、融資の拡大につなげることを狙う。

7月から取り扱い始めたのは「豪雨災害時元本免除特約付き融資」。あらかじめ定めた基準値以上の降水を確認した場合、事前に決めた割合(100%か50%)で借入金の元本を免除する特約を付ける。

融資は同行が定める利率(固定金利)で行い、融資額は5000万円以上。期間は3年か5年。資金使途は原則、運転資金。

観測地点の対象は、前橋市と群馬県館林市、宇都宮市、さいたま市、埼玉県熊谷市、東京都千代田区の計6カ所。融資先の本社所在地だけでなく、本社から離れた工場の場所や、主な取引先のある地点を観測地点として選ぶことができる。

同融資を利用すれば返済が免除された部分を特別利益として計上できる。特損の補塡などに充てられるので企業は財務の悪化を抑えられる。

群馬銀は、大規模な地震が発生した際に元本の返済を免除する融資を19年6月から取り扱っている。これまでに89件(融資総額は約74億円)の利用申し込みを受けている。同行の深井彰彦頭取は「この融資を利用する企業には危機対応へ高い意識を持つ会社が多い」と話す。また、融資商品として差別化できているので利率など借り入れ条件の競争に巻き込まれることなく、銀行側にもメリットがあるという。

豪雨災害が起きた際に元本の返済を免除する融資については、広島銀行が2019年に始めており、京都銀行名古屋銀行なども取り扱っている。群馬県内で同様の融資を扱うのは初めて。

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