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神奈川・藤沢で酒米試験栽培 農家の長谷川登さん

ひと輝く

神奈川県藤沢市で戦後初めて酒米の栽培が進んでいる。2020年に結成された「さがみ農業協同組合藤沢市稲作部会」が、熊沢酒造(茅ケ崎市)の呼びかけをきっかけに地元産の酒米で日本酒を醸造しようと今年から試験栽培に乗り出した。農家の長谷川登さん(67)は「酒米から湘南産の日本酒に期待している」と話す。

同部会の3人が今年から酒米「五百万石」の試験栽培に取り組んだ。合計30アールの水田のうち10アールを長谷川さんが担当した。耕作放棄地の活用や地域おこしなどが目標で、来年からは本格的に酒米を栽培する計画だ。

専業農家で30年以上稲作をしている長谷川さんだが、主食となるうるち米の栽培と比べ苦労も少なくなかった。「スズメの被害が結構あって、スズメよけのテープなど対策をした」。また酒米の稲は倒れやすいといい、産地の酒米農家から話を聞きながら、肥料を通常より2割抑えるなどの工夫もした。「試験栽培をした3人全員が初挑戦。巡回視察もした」

9月に420キログラムの酒米を収穫した。この米を使って熊沢酒造が日本酒を醸造する。長谷川さんは「自分では成功したと思いますよ。普段と違っておもしろいところもあった」と笑顔で話す。来年は栽培面積を増やし、長谷川さんは25アールで受け持つ予定だ。「藤沢の生産者でもっと酒米を作って、地域の活性化ができれば」と目を輝かせる。(二村俊太郎)

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