自工会、軽トラ市を支援 愛知・新城に初出店

日本自動車工業会(自工会)は、軽トラックの荷台を使って地元産品などを販売する「軽トラ市」を本格的に支援する。26日、地域で主催する軽トラ市に初めて出店した。ホームページ上で全国の開催情報などを発信するサイトも開いた。街ににぎわいを生み出す軽トラ市を応援し、地域の活性化に貢献したい考えだ。
26日、愛知県新城市で開かれた軽トラ市に出店した。軽トラ市は2005年に岩手県雫石町で産声をあげ、今では全国に広がっている。新城は雫石、宮崎県川南町とともに「3大軽トラ市」に数えられる。自工会は新城ではダイハツ工業やスズキなどの車両計5台を展示してPRした。運営側にスタッフによる人的支援も提供した。
自工会は19年開催の東京モーターショーで軽トラ市を開いた経験がある。軽トラ市を応援するスズキの鈴木修相談役(当時会長)も駆けつけ、地域の取り組みが認められたと手応えを語っていた。今後については「出店がいいのか、スタッフの人的支援がいいのか主催団体の声を聞きながら検討していく」(自工会)としている。
26日の新城の軽トラ市では軽トラなど約50店が出店した。新鮮な野菜や食欲をそそる総菜などの店が並び、家族連れなどでにぎわった。鈴木相談役の姿もあった。
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