遠鉄百貨店デパ地下が改装　ギョーザなど地元食品拡充

遠鉄百貨店（浜松市）は本館地下1階の食品売り場を改装して営業を始めた。遠州（静岡県西部）地域の飲食店・小売店などがつくる総菜や弁当、パン、菓子、土産品などをそろえた「えんてつグルメセレクト」を新設。浜松特産のギョーザは約20ブランドを集めた。今後も商品を拡充していく。

デパ地下にあった複数の食品コーナーを集約し、約200平方メートルの売り場を新設した。パン売り場は約20店舗の商品を日替わりで展開する。浜松市内にある「サンジュリアン」や「みみパン」など地元の人気ブランドが新たに加わった。ギョーザは「うまいもん空海」「餃子の店　かめ」など、冷凍商品を大幅に拡充した。

フランス料理店「レンリ」などの総菜も新たに展開する。地元で人気の「トリイソース」は遠鉄百貨店限定のハンバーグソースを取り扱う。遠鉄百は売り場の設計や事業者との商談など、準備に1年以上かけたという。同社担当者は「訪れる曜日や時間帯によって顔が変わる売り場にしていきたい」と話している。