多摩川スカイブリッジ、キングスカイフロントに好影響

川崎市のライフサイエンス系研究機関が集まる殿町地区「キングスカイフロント」と東京都大田区の羽田空港とを結ぶ「多摩川スカイブリッジ」について、川崎市と東京都が開通効果の調査結果をまとめた。周辺道路の混雑改善やキングスカイフロントの立地機関への好影響につながっているという。
2022年3月の開通から約6カ月後の利用状況を調べたところ、多摩川スカイブリッジの上流に位置する大師橋(産業道路)の交通量が約3割減少した。大型車が約4割減少したことにより、大師橋の混雑状況が改善。周辺の通学路の交通量も約2割減少し、安全性が向上したという。
開通後、キングスカイフロントから、商業施設やホテル、インキュベーション施設がある「羽田グローバルウイングズ」まで車で約14分だった平均所要時間は約3分にまで短縮された。立地機関の約8割が海外企業との連携など開通による効果を実感・期待している。