フィデアHD、DXとGXの専門部署を新設 2月1日に
荘内銀行と北都銀行を傘下にもつフィデアホールディングス(HD)は27日、2月1日付けで、HDと各行にデジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)の専門部署を創設すると発表した。今春にも発表する新中期経営計画に両分野の強化を盛り込む予定で、先駆けて組織体制を強化する。
「DX室」「GX室」はそれぞれ3人、2人を配置し、HDと荘内・北都の両行を兼務する体制を敷く。これまでDXはデジタルマーケティング室やコンサルティング子会社のフィデア情報総研(秋田市)、GXは各行の地方創生担当部署が担ってきた。組織を一本化することで、営業力の強化とノウハウ共有を進める。
フィデアHDは2023年3月期を最終年度とする中期経営計画の見直しに着手しており、貸し出しやコンサルの強化策としてDXとGXに注力する方針だ。両分野の提案力を高め、各営業店との融資案件の共有を進めたり、IT(情報技術)企業など外部との柔軟な連携を図ったりする。
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