/

弘前大学と富士フイルム系、前立腺がん高精度で検査

弘前大学は富士フイルム和光純薬(大阪市)と共同で、前立腺がんを高精度で診断する検査手法を開発し実用化した。従来の検査方法に比べ、触診や前立腺に針を刺して細胞をとる針生検など身体的な負担を伴う検査を減らすことができる。

前立腺がんの一般的な診断は、まず前立腺から分泌されるタンパク質「PSA」の血中濃度を測定する。PSA値が大きいとがんの可能性が高いため、一定の値を超えた場合は針生検で確定診断を行う。ただ一定の値を超えていても比較的低めの値で針生検を行った後、がんでなかった例が7割近くある。診断手法の精度の向上が求められている。

弘前大学大学院の大山力教授(泌尿器科学)らの研究チームが開発した新手法はPSAのタンパク質構造で糖鎖という部分に着目。がんの場合はこの部分が大きく変異する。富士フイルム和光純薬と共同で、糖鎖の変異を調べる装置と検査薬を開発した。新手法によって精密検査を適用するかどうか絞りこむことで、従来手法に比べ針生検の受診を4割減らすことができるようになる。

国内では前立腺がん検査で糖鎖の変異に着目した研究開発は初の事例になるという。弘前大は「患者の苦痛を減らせ、医療経済的に不要な負担を抑制できる」としている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン