新県立体育館、優先候補地は秋田市中心部の公園内に

老朽化のため建て替えを計画している秋田県立体育館について、現施設がある秋田市中心部の八橋(やばせ)運動公園内が優先的な建設候補地になった。有識者らが整備基本計画について話し合う検討委員会の初会合が27日開かれ、全会一致で同公園内を推した。施設の機能や規模も今後詰めて、6月までに決定する。
県立体育館は1968年10月に八橋運動公園内に開館した。50年以上が過ぎて老朽化が著しいため、建て替えを予定している。同公園内と市郊外の県立中央公園の2カ所が候補地となり、県の基礎調査では八橋運動公園内の方が「課題が少ない」としていた。

新県立体育館は2028年秋の開館を見込む。バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の秋田ノーザンハピネッツが本拠地として使用する予定で、県は26年の同リーグのカテゴリー分けで最上位の「新B1」基準を満たすアリーナ(5000人収容など)を整備する計画だ。施設整備にはPFI(民間資金を活用した社会資本整備)の手法活用を前提にしている。