川崎市、陸上競技場を球技専用に改修 等々力緑地

川崎市は27日、等々力緑地の再編整備の骨子案を発表した。サッカーJ1・川崎フロンターレの本拠地となっている等々力陸上競技場を球技専用スタジアムに改修し、客席数も増やす計画だ。
陸上競技場は陸上トラックを廃止し、球技専用に改修。バックスタンドの改築により、客席数を現在の約2万7000人から約3万5000人に増やす。フロンターレが人気クラブに成長し、チケットが取りにくくなっていることに対応する。
陸上競技については既存の補助競技場を改修し、各種大会を開催する予定。ただ、客席数が5000人規模とコンパクトになるため、国体などが開催できる第1種の区分からはずれ、関東陸上競技選手権大会などが開催できる第2種の区分となる。
市は骨子案について市民から意見を募り、再編整備の具体的な着手時期、費用など詳細を詰める。