金沢の茶屋文化を発信 町家再生した資料館
金沢市中心部の浅野川のかいわいで培われた伝統文化や茶屋文化の発信拠点となる「金沢 浅の川園遊会館」が完成した。地元住民ら有志が築約100年の町家を改修、整備した。観光客らに文化を伝える資料館のほか、芸妓のけいこや発表の場としても活用される。

ひがし茶屋街に近い金沢市観音町に位置する。1階は茶屋街や芸妓の魅力を伝える展示ゾーン。2階は、芸能文化や地域活動に場所貸しするお座敷舞台がある。蔵にも展示スペースがあり、茶屋街のジオラマなどもある。入館料は大人300円。
地元住民の有志は金沢の芸能文化を身近に感じてもらおうと1987年から、河川敷や川床を舞台にイベント「浅の川園遊会」を企画、多くの観光客が訪れるようになった。園遊会の沿革なども展示している。