西武ライオンズ、本拠地ドーム人工芝替えボール見やすく

プロ野球の埼玉西武ライオンズは、本拠地であるベルーナドーム(埼玉県所沢市)の人工芝を2016年シーズン以来7年ぶりに全面的に張り替える。導入する人工芝は耐久性や環境性能が高く、選手のケガのリスクも低減されるという。2023年2月末までに工事を終え、3月のオープン戦で新たな人工芝を披露する。
球団によると、新たに導入する人工芝はミズノ製。耐久性が高いために人工芝がちぎれる頻度が減り、「マイクロプラスチック」が発生しにくくなる。マイクロプラスチックは海洋汚染の原因の一つとされており、球団として環境に配慮する姿勢を打ち出す。
新たな人工芝は衝撃吸収性が従来品より高く、選手の身体への負荷は低減される見込み。光の反射率も抑制されるため、選手にとっても観客にとっても、ボールが見やすくなるという。人工芝の張り替えに合わせ、球場のフェンスや一部周辺設備なども改修する。
同球団は「23年シーズンからは松井稼頭央監督のもと新たなスタートを切る。張り替えによって足元も一新し、日本一を目指したい」と話している。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。