茨城県、小学校に分散登校やオンライン授業要請
茨城県教育委員会は県内市町村の教育委員会に対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、小学校で分散登校の実施やオンライン授業への切り替えを講じるよう要請した。期間は31日から2月10日まで。水戸市は小学校と義務教育学校前期課程の全学年で同期間、オンライン授業を行うと発表した。

県は給食提供の有無や児童クラブでの預かりの可否については市町村と学校に判断を委ねる。茨城では新規感染者のうち10代以下の割合が3割を超える日が続き、クラスター(感染者集団)も相次ぐ。学級閉鎖や休校の措置を取る学校も増えており、県全体で対応する。感染状況を総合的に判断して要請期間を延長するかを決める。
水戸市によると26日現在、小学校と義務教育学校の計16校で60クラスが学級閉鎖という。高橋靖市長は27日の記者会見で「全校止める選択肢も頭に浮かんだが家庭で不都合も起きそうなのでリモートを決めた」と話した。