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越前がに通販「甲羅組」の福井・伝食、新工場を建設

海産物のインターネット通販や飲食店経営の伝食(福井県敦賀市)は水産加工の新工場と物流倉庫を市内に新設する。投資額は23億円で、敦賀市が整備した第2産業団地に2022年9月までに建てる。新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要で越前がにやエビの加工品のほか、ふるさと納税の返礼品が好調なため生産量を増やす。

伝食が整備する水産加工場と物流倉庫(写真はイメージ)

新工場の延べ床面積は約7900平方メートル。海産物の加工機械のほか、高性能な冷凍機を導入して高い鮮度のまま冷凍できるようにする。初年度は年100トン程度、数年後には年200トン程度を加工できる。併設の物流倉庫の広さは現在の3~4倍で、従業員も今後5年間で40人以上を新たに雇う。

新工場が軌道に乗れば、24年2月までに隣接地に15億円を投資してさらに工場と倉庫を追加、20人を雇用する計画だ。増田学専務は「ネット通販は新型コロナ収束後もまだ伸びる余地がある。大きな流れに乗っていきたい」と話す。新工場がフル稼働すれば現在、80億円程度の売上高を200億円程度まで伸ばせるという。

11年3月に創業し現在の従業員数は91人。飲食店、物販のほか、「越前かに職人 甲羅組」の屋号で電子商取引(EC)事業に力を入れてきた。物販と飲食店の売り上げは落ち込んだがネット通販は好調で、新型コロナの拡大後に注文数は2倍に増えた。現在、同社の売上高の大半はふるさと納税の返礼品を含めたネット通販事業が占める。

18年9月期に33億円だった同社の売上高は、21年9月期には80億円まで伸びる見通しだ。現在、加工は地元の協力会社に発注しているが、フル稼働状態が続き、倉庫もほぼいっぱいだという。納期短縮のために一定数の在庫を置く必要があり、さらなる受注拡大には加工能力と倉庫の収容能力の増加が欠かせなかった。

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