さいたま市、保育施設などで登園自粛を要請 27日から
さいたま市は26日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、自宅で子どもを預かることが可能な家庭に対し、保育施設と放課後児童クラブへの登園を自粛するよう求めた。自粛期間は27日から2月13日まで。共働きなどで難しい場合は引き続き預かる。
対象は保育施設と市が運営を委託する放課後児童クラブ、計909施設で、利用者数は約4万人。26日時点で、登園自粛を呼び掛ける施設のうち約1割の施設が感染拡大の影響で休園している。登園を自粛した家庭に対しては、自粛期間の利用料を減額することで登園を控えてもらいやすくする。
職員や利用者の感染事例が増えていることから自粛を呼び掛ける。現場では職員が感染したり濃厚接触者に該当したりすることで勤務できず「受け入れ体制を確保するのが難しい状況が出てきている」(幼児政策課)という。そのほか利用者などが感染した場合に濃厚接触者の特定が難しく、感染拡大防止の観点から施設を閉めるケースも見られているという。