静岡県、緊急事態宣言の4都府県への移動「回避を」
静岡県は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた県民への行動依頼の基準を改めた。県内から県境をまたぐ移動の回避を求める訪問先に関し、緊急事態宣言の再発令が決まった東京、京都、大阪、兵庫の4都府県は特段の注意を求めた。
移動を回避する先には、政府が新型コロナ対策で緊急事態宣言に準じた措置がとれる「まん延防止等重点措置」を適用する愛媛県のほか、独自に外出自粛などを発出する福井、三重、和歌山、福岡の4県を新たに加えた。
行動依頼は新型コロナの感染状況を把握するため県独自に創設した「ふじのくに基準」に基づく。新型コロナの警戒レベルは、1~6段階のうち、レベル4(県内警戒、県外警戒)を継続する。
県は5月の大型連休に向けて「県内を旅行する際は感染防止対策を徹底し家族や少人数で混雑する時間、場所を避けて行動してほしい」(危機管理部)などと県民に呼びかけている。