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静ガス、初期費用ゼロで太陽光発電 余剰電力は売却

静岡ガスとグループ11社は26日、静岡県全域と山梨、長野県の一部で太陽光発電システムを初期費用ゼロで住宅に設置するサービスを始めた。戸建て住宅と賃貸の集合住宅が対象。静ガスは顧客が使用せず余った電力を電力会社に売却して収入を得る仕組みだ。脱炭素社会の構築に向けて、消費者からの引き合いが増えるとみている。

静ガスグループが始めたサービス「SHIZGASソラーレ」は、同グループのガスと電気を契約中で、2000年以降に建築した戸建て住宅や賃貸マンション・アパートの所有者が対象だ。

10年間の契約を締結し、同グループが所有する出力3.0キロワット以上10キロワット未満の太陽光発電設備を初期費用ゼロで設置する。

戸建て住宅の場合、顧客は出力に応じて月3850~4675円(税込み)の利用料を10年間支払い、10年間が経過したら設備は顧客に譲渡される。発電した電力は家庭で消費する。蓄電池は設置せず、余った分はすべて電力会社に売却する。

集合住宅の場合、太陽光で発電した電力は出入り口や廊下の照明など共用部で利用する。停電時は非常用電源として活用できる。所有者は利用料がかからないうえ、余った電力の売電収入の一部が還元される。契約期間終了後は余剰電力を静ガスグループに無償提供する代わりに設備を譲渡されるか、条件を見直し再契約するか、撤去するかなどを選ぶ。

静岡県以外は、静ガスグループの吉田ガス(山梨県富士吉田市)と信州ガス(長野県飯田市)が、それぞれの事業地域でサービスを展開する。

静ガスは1月、静岡県内で三井ホームの新築戸建て住宅を建てる顧客向けに太陽光発電システムを実質的に無料で設置するサービスを始めた。他の戸建て住宅メーカーとも同様のサービスを始めており、3月末時点で約20件の受注がある。

静岡県内では鈴与商事(静岡市)が新築住宅向けに「新築0円ソーラー」の名称で同様のサービスを展開している。既存住宅向けは京セラが初期費用を払わずに太陽光発電設備を導入するサービスを国内展開している。

政府は30年度の温暖化ガス排出量を13年度から46%減らす目標を公表した。約6万件(3月末時点)に電力を供給する静岡ガスは、住宅への太陽光発電システムの導入を促進する仕組みとして、初期費用を伴わないサービスへの引き合いが増えると判断した。

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