横浜臨海部に水素パイプライン 市とENEOS連携協定
横浜市は26日、ENEOSと連携協定を結び、市内臨海部でパイプラインなど水素供給網の整備に乗り出すと発表した。製造業が集積している臨海部で水素の利活用を進め、温暖化ガス排出量実質ゼロの港湾「カーボンニュートラルポート」を目指す。
まず臨海部で水素ガスのパイプライン整備を検討する。50キロメートル以上の新設を見込み、現在使われていない配管も利用して、工場や発電所など大口需要家につなぐインフラを整備する。整備には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金」を活用する。
今後、2者が連携して水素ステーションの普及や水素の活用に関するイベント開催などに取り組む予定だ。