静岡県、ソフトバンクとDXで連携 人材育成など
静岡県は26日、ソフトバンクとデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する協定を結んだ。デジタル技術を活用した地域活性化や、県民サービスの向上に向けた取り組みを順次実施する計画だ。

協定は地域課題の解決と人材の確保・育成などを柱に据えた。具体策は今後詰めるが、中小企業が不足する人材を融通し合うような仕組みづくりや、どうすればDXを進められるかなどを検討する。4月以降、ソフトバンクと県庁職員の人材交流も進め、住民サービスの向上を図る。
式典に出席した出野勉副知事は「デジタル化に向けて今何が不足しているかというと人材が非常に大きい。人材養成などにソフトバンクのノウハウを借りて積極的に進め、SDGs(持続可能な開発目標)のモデル県にしたい」とあいさつした。同席したソフトバンクの三宅富男・常務執行役員も「ヤフー、LINEなどの子会社群があり、グループを結集して静岡県の課題にいろいろやらせていただきたい」と語った。