埼玉・入間市、NTTと日本薬科大と連携協定

埼玉県入間市は、日本薬科大学とNTT東日本埼玉西支店と地域活性化に向けた連携協定を締結した。日本薬科大の商品開発のノウハウと、NTTのデジタル技術を生かして、特産品の狭山茶を活用した産業や観光の振興を目指す。
協定では市役所内の業務効率化や教育、防災、福祉・健康の分野でも連携する。県内で入間市が最も生産量の多い狭山茶については、NTT東日本の協力を得て生産地にセンサーとカメラを導入することを検討。気温や風速、画像データを収集し、遠隔地から茶葉の生育状況を把握するほか、防霜ファンの稼働状況を監視する計画。
日本薬科大は香りの分析などを生かして、狭山茶を広く発信できるよう商品開発を支援する。小中高校での薬に関わる教育や、栄養や美容に関する住民向けの企画なども実施したい考えだ。