臨海副都心で次世代モビリティー体験 自動運転バスなど

東京都は26日、臨海副都心エリアで自動運転技術を使った次世代モビリティーに試乗体験できるイベントのオープニング式典を開いた。自動運転バスやベンチ型の小型モビリティーなど、これまで実証実験を重ねてきた技術を一般市民にも開放し、社会実装に向けた機運を高める。
イベントの期間は2月6日までで、体験には事前予約が必要。臨海副都心エリアに関わる民間企業などと都が共同で設立した団体が共催する。小池百合子知事は「体験イベントを重ねることによってイノベーションを確実なものにしていく」と述べた。
公道を走行する自動運転バスには自動運転システムの先進モビリティ(東京・目黒)が開発したセンサーを搭載。久留米工業大学インテリジェントモビリティ研究所などが共同開発したベンチ型モビリティーは公園内を走行する。このほか日本科学未来館(東京・江東)などが開発したスーツケース型の視覚障害者向け案内ロボットによる案内体験もできる。