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静岡知事選討論会 リニア問題など議論 川勝、岩井両氏

静岡県知事選(6月20日投開票)に立候補を表明した現職の川勝平太氏と自民党が推薦する岩井茂樹・前参院議員の討論会が25日夜、静岡市内で開かれた。選挙で関心を集めるとみられるリニア中央新幹線の静岡工区未着工問題などが論点になった。

討論会は静岡青年会議所が開いた。リニア工事をめぐっては、着手したいJR東海と大井川の流量減少などを理由に認めない県とで意見が対立している。

川勝氏は「生態系や水質、残土処理の問題が解決されないまま(JR東海はトンネルを)掘らせてほしいとしている」と指摘。岩井氏が前・国土交通副大臣だったことを念頭に「それを追認するのが(流量減少問題を議論中の)国の有識者会議で、まとめているのが国交省鉄道局、担当だったのが岩井氏だ」と批判した。

これに対し岩井氏は「流域の住民が理解し本当によいという答えにならない限り、(トンネル工事を)認めたことにはならない」との姿勢を示した。その上で、川勝氏からリニア問題の選択肢について問われると、「場合によればルート変更の話も出てきているし、工事の中止も含め、状況を踏まえ毅然とした対応をしていきたい」と述べた。

新型コロナ対策では川勝氏がワクチンの集団接種会場などを確保し、市町に医療従事者らでつくるチームを派遣する考えを強調。岩井氏も早期接種を進める考えを示したほか、観光・飲食業への支援の充実なども訴えた。このほか、若年人口の県外流出などについても議論を交わした。

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