浜松アクトビール、地元産レモン使ったビール発売

浜松倉庫(浜松市)グループの浜松アクトビールコーポレーション(同)は、地元産のレモンを使ったビール「レモンエール」を開発し、販売を始めた。料理などに使われない廃棄レモンの皮や果汁を活用した。低アルコールで爽やかな味わいに仕立て、幅広い層にアピールする。
フランス料理店「レンリ」などを展開する愛管(同市)と共同開発した。愛管の農園で採れた農薬不使用のレモンのうち、変色や傷みにより出荷できないものを活用した。浜松アクトビールの担当者は「ビールの味を大切にしつつ、爽やかな香りと酸味を出した」と話す。アルコール度数は通常より低い4.5度とし、飲みやすくした。
愛管とは2021年にブルーベリーを使ったビールを共同開発した。好評だったため第2弾に取り組んだ。
価格は330ミリリットル入りで627円。浜松倉庫グループが手掛ける市内のドイツ料理店「マイン・シュロス」と併設の売店のほか、遠鉄百貨店などで販売する。期間は7月上旬ごろまでを想定する。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。
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