東北地銀の脱「フルサービス」 広域営業で光る競争力
東奔北走
[有料会員限定]
東北の地方銀行が店舗集約を加速している。各行は広い県土をカバーするため支店網を張り巡らせてきたが、来店客の減少で戦略見直しが相次ぐ。単なる店舗統合という従来型の削減策を超え、顧客とのつながりを維持しつつコスト圧縮も追求する広域型営業へのシフトや、支店の収益物件化などに知恵を絞る。
「店舗削減の余地はある一方、地銀として顧客との関係を維持する必要がある」。荘内銀行と北都銀行を傘下に持つフィデアホールディングス
地方銀行や信用組合、信用金庫の最新ニュースをまとめました。人口減少が進む地方で経営統合による経営力強化や新規事業、地方企業育成などを進める各金融機関の最新ニュースや解説をお届けします。