SHOEI、茨城・稲敷の用地取得 ヘルメット生産増強
オートバイ用高級ヘルメット大手、SHOEIは茨城県と同県稲敷市にある江戸崎工業団地の土地約7万6000平方メートルを取得する契約を結んだ。同社は同団地に隣接した場所に茨城工場を持つ。高級ヘルメットの需要が国内外で旺盛なため敷地を拡張し生産能力を増強する。取得額は約13億8500万円。

3月に造成工事に着手して2023年6月ごろに完了し同7月にSHOEIが引き渡しを受ける。具体的な計画は未定。同団地には7社が立地済みで、SHOEIの取得で完売となった。
同社は岩手工場(岩手県一関市)と茨城工場を拠点とし、高級ヘルメットで6割以上の世界シェアを持つ。新型コロナウイルスの感染拡大でアウトドアのバイク人気が高まり、海外でも中国の富裕層の購入が増えた。土地売買契約に24日調印した石田健一郎社長は「世界シェアの維持拡大へメードイン茨城で勝負する」とコメントした。
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