宇都宮ブレックスと大塚製薬、栃木のロコモ防止で連携

大塚製薬とプロバスケットボールチームの宇都宮ブレックス(宇都宮市)は栃木県民のロコモティブシンドローム(ロコモ)予防に関する事業を始めた。「ずっと、イキイキ!プロジェクト」と題し、第1弾として上半身と下半身を高齢者でも無理なく動かせる体操をブレックスの公式戦前に発表した。
ロコモは足腰といった運動器官が衰え、移動する機能が低下した状態をいう。進行すると介護が必要になるほか、現役世代でも生活習慣病につながる恐れがある。今回発表した体操は歩いたり階段を上ったりする筋力を鍛える動きを取り入れた。
プロジェクトは自治医科大学、独協医科大学、栃木県整形外科医会、栃木県臨床整形外科医会が協力し、栃木県が後援する。ブレックスは社会貢献活動「BREX with」を2021年から実施しており、同プロジェクトもこの活動の一環。大塚製薬はブレックスや協力団体と連携し、ロコモ予防に関する事業を展開していく。

大塚製薬の佐藤真至常務執行役員は「健康に関する最新知見を活用し、健康課題解決に努める」とコメント。栃木県の福田富一知事は「関節や筋肉の能力低下防止に一人ひとりが取り組んでほしい」と話した。