軽井沢に「ふふ」ブランドの高級旅館2軒開業 23年冬

ホテル・飲食店運営のカトープレジャーグループ(東京・港)は2023年冬、長野県軽井沢町に高級旅館「ふふ」を2軒開業する。合計客室数は44室で、全室に温泉を備える。施設ごとにデザインやコンセプトを変え、2施設の連泊需要もにらむ。
全24室の「ふふ 軽井沢 陽光の風」は客室に植物を取り入れているほか、部屋によってインテリアの色などを変えている。全20室の「ふふ 旧軽井沢 静養の森」は窓から森林や池を眺めることができ、暖炉を備えた客室もある。23年冬に同時オープンする計画で、6〜7月には予約の受け付けを始める予定だ。
2施設は車で5分ほどの距離にあり、施設間を行き来する送迎車などを準備して連泊需要を取り込む。同社はすでに軽井沢地域で別ブランドのホテルや飲食店を運営しており、全室温泉付きの「ふふ」で新たな需要を開拓する。