ベイシアグループのコンビニ、コインランドリー事業開始

大手スーパー、ベイシア(前橋市)のグループ企業でコンビニエンスストアを展開しているセーブオン(同)はコインランドリー事業を始めた。栃木県栃木市内で運営している「ローソン」に隣接する1号店をオープンした。洗剤を使わずアルカリイオン水で洗濯するのが特徴。コンビニとの相乗効果に期待しており、さらなる出店を検討する。
ローソン栃木片柳二丁目店(栃木市)の敷地内で20日にオープンしたのは「コインランドリーALKALI(アルカリ)」。セーブオンは、洗剤を使わずに洗濯する独自技術を持つwash-plus(ウォッシュプラス、千葉県浦安市)と北関東地区におけるライセンス契約を締結しており、その1号店となる。
コインランドリー事業を立ち上げたのは新たな収益の柱に育成するのが狙い。雨天時にはコンビニの客足が鈍る一方、コインランドリーでは集客を見込めることなどから相乗効果を見込んでいるという。今後、新たなコインランドリーの出店を検討する。

ウォッシュプラスのノウハウには、洗剤が残らないため肌の弱い消費者などでも安心して洗濯できる利点があるという。また、洗濯機をインターネットに接続しており、スマートフォンの専用アプリから空き状況や洗濯の進み具合を確認できる。
セーブオンは1984年の設立で、作業着のワークマンやホームセンターのカインズなどと同様にベイシアグループに属する。以前は自社ブランド「セーブオン」のコンビニを展開していた。2017年にローソンと「メガフランチャイズ契約」を締結して店舗ブランドをローソンに転換。現在は群馬や栃木、茨城など8県で約340店を運営している。