柏崎刈羽原発7号機でも溶接不備 1000カ所以上で再施工

東京電力ホールディングスは24日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)7号機の消火設備の配管でずさんな溶接が74カ所見つかったと発表した。1000カ所以上の溶接を本来の仕様通りに再施工する方針。再施工の進捗をみながら、すでに30カ所の不適切溶接を確認している6号機の追加調査も検討する。
3月以降に「6、7号機の消火設備の配管で不適切な溶接がされている」という匿名の申告があり、7号機の194カ所を抜き取り調査したところ溶接不良を確認した。溶接士の技量を十分に確認していなかったり、溶接の施工管理要領の記載が具体的でなく、施工会社任せになっていたりしたことが理由という。
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