増田まんが美術館で秋田の伝統食 12〜13日ツアー
DMO(観光地経営組織)の横手市観光推進機構(秋田県横手市)は12〜13日、横手市増田まんが美術館を主会場にする観光ツアーを催す。漫画の原画保存を核にする全国初の本格的な文化施設である同館を見学し、秋田の伝統食を味わう。商人の町として栄えた増田地区も巡る。

ツアーの名称は「夜の横手市増田まんが美術館で味わう秋田の伝統食」。地元出身の漫画家、故・矢口高雄さんの代表作「釣りキチ三平」に着想を得た企画で、同館のガイドを館長自らが務める。飲食店のプロデュースなどを手掛けるシェフ、中東篤志さんが監修した秋田の伝統食も味わう。宿泊、日帰りの2コースある。
横手市増田まんが美術館は国内外の漫画家の40万点を超える原画を収蔵する。同館にほど近い増田地区は江戸末期から昭和初期に建てられた商家が並び、家屋の中にある蔵を指す「内蔵(うちぐら)」が多数残る。2013年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた地域がある。
