北経連と北陸3県知事が懇談 産業振興など意見交換
北陸経済連合会は24日、金沢市内で北陸3県の知事と懇談会を開き、産業振興や北陸の魅力向上策について意見交換した。北経連の金井豊会長は冒頭あいさつで「北陸新幹線の全線開業だけでなく、インバウンド(訪日外国人)需要の取り込みや東京一極集中の打破に向けた企業誘致など、課題は数多くある」と話し、3県が連携して施策を進める考えを示した。

産業振興では、各県ともデジタル活用への取り組みを紹介した。富山県の新田八朗知事はデジタルで地域課題を解決する実証実験の募集やデジタル人材の育成、研究の推進を提示した。石川県の馳浩知事は高度人材の育成のため、早稲田大学を代表校とする先端技術を学ぶセミナーを挙げた。
福井県の杉本達治知事は、2024年春に敦賀延伸開業予定の北陸新幹線にからみ、福井駅を中心とする都市構想や観光地の魅力向上を強調した。観光での3県連携策として、DMO(観光地経営組織)の設立も意見として挙がった。
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