茨城県、アンモニア供給網に向けワーキンググループ

茨城県は24日、茨城の産官学からなる「いばらきカーボンニュートラル産業拠点創出推進協議会」を開き、アンモニアサプライチェーンの構築に関してワーキンググループを設置した。国が今後カーボンニュートラル燃料拠点を選出するにあたり、採択されることを目指して実現可能性を調査・検討する。
県内に拠点を置き、アンモニアの活用を検討している企業14社と産業技術総合研究所が参加し、関東経済産業局がオブザーバーを務める。茨城港常陸那珂港区や鹿島港でアンモニアを輸入し、県内や近隣県に輸送するといったサプライチェーンの構築を目指す。まずはアンモニアの共同貯蔵タンクやパイプラインの整備を検討する。
協議会は2021年8月に発足し、日本製鉄や東京ガス、三菱ケミカルなどの企業、大学・研究機関、国土交通省や経済産業省、臨海市町村の関係者らが構成する。これまで協議会では鹿島港と茨城港の脱炭素化や機能高度化に関するワーキンググループを設置しており、ワーキンググループの設置は3つ目。