さいたま市の学校、26日から学期始業 オンライン授業も活用
さいたま市教育委員会は24日、市立小中学校などで26日から予定通り2学期を始業すると発表した。登校を控える児童生徒が自宅から授業に参加できるよう、オンライン授業も導入する。新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、合唱など感染リスクの高い活動を制限しながら、学習環境を整える。
1人1台のタブレット端末は3月に配布されており、教室と自宅を双方向でつなぐオンライン授業に初めて活用する。自宅での学習を希望する児童生徒には端末の持ち帰りを許可し、ネット環境を確保するために必要に応じてルーターを貸し出す。オンライン授業での出席は欠席扱いとしない。
部活動は生徒同士の接触機会を減らすため、緊急事態宣言期間中は活動を週2回以内に縮小し、感染リスクが高い活動は実施を見送る。市教育委員会の担当者は「大変厳しい中だが、自宅学習を選択できる環境も整えて、児童生徒の学びを止めないようにしたい。心身の健康と学習の両立を図りたい」と話した。

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?
関連キーワード