さいたま市と三菱UFJモルガン、金融教育で連携

さいたま市教育委員会は24日、三菱UFJモルガン・スタンレー証券と金融経済教育に関する連携協定を締結した。2022年度から同社が開発に携わった教育プログラムを市内の小学校に提供し、社員が一部の授業で講師を務める。同社の本城史朗執行役員は「子どもの時からお金について考える場を提供することが使命」と話した。
教材は小学5、6年生が対象で、三菱UFJモルガンと教育と探求社(東京・千代田)が共同開発した。金銭の価値や機能を少人数のグループワークなどを通じて学べる。まず市内10校から実施する。三菱UFJモルガンが小学校向けの金融教育に関して、自治体と協定を結ぶのは初めて。
新学習指導要領で消費者教育の知識習得が求められるなど、金融教育が広がっている。さいたま市教育委員会の細田真由美教育長は「小学校ではお金に関わる教育は少し慎重に扱われる傾向だったが、変化が激しい時代に金融経済の基礎的な知識を身につけることは避けて通れない」と話した。
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