不妊治療アプリのニンパス、仙台でカウンセリング事業
不妊治療可視化アプリ「ninpath」を開発・運営するninpath(ニンパス、東京・港)は、不妊治療に悩む人を対象にオンラインによるカウンセリング事業を仙台市で始めた。同市在住者が対象で、参加費は無料。2023年1月31日まで実施する。
専用のアプリやホームページで氏名や年齢などを登録すると予約ができる。カウンセリングは1人で受ける場合は45分で、パートナーと一緒に受ける場合は70分。無料で受けられるのは原則1回だが、カウンセラーが必要と判断した場合、2回まで受けることができる。カウンセラーは不妊治療クリニックで15年以上の実務経験があり、心理士資格を持つ。
ニンパスは6月に政府の「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の補助事業者に採択された。神田大輔社長は仙台市を選んだ理由を「人口が多いことに加え、宮城県から認定を受けた不妊治療の指定医療機関が集まっている」と話す。アプリとカウンセリングの組み合わせにより気軽に治療を受けられる環境づくりを図る。
仙台市は医療機関へのチラシの配布などで協力する。
