仙台の藤崎、新幹線輸送で首都圏グルメを販売
百貨店の藤崎(仙台市)は東北新幹線を使って首都圏のデパ地下グルメなどを輸送して販売する取り組みを始める。まず30日から4月1日に実施し、その後は毎週土曜日に販売する。期間は9月30日までだが、利用状況によっては延長も視野に入れる。
JR東日本グループの新幹線配送サービス「はこビュン」を使って、午前6時40分に東京駅を出発する新幹線で仙台駅まで運び、店頭に並べる。過去のイベントで人気だった商品を中心にそろえる。叙々苑の「カルビ弁当」(3100円)や、なだ万厨房の「楽の膳」(1620円)といった弁当、「とんかつまい泉」のカツサンドなど7社計19種の商品を用意。5月以降に売れ行きに応じて商品の見直しを予定する。
30日に改装オープンする本館地下1階の総菜売り場の企画のひとつ。藤崎の担当者は「輸送費は高くなるが、輸送時間は短くなる。なるべくできたてに近い商品をとどけたい」と話す。